ご挨拶
地球が誕生して45億年余りと言われています。
その途方もなく長い年月を経て、われわれ人類は生態系の頂点に達しました。
そして文明の発達と利便性を追求し、ほんのわずかな時間の過程で急激に進歩し、大量生産大量消費型社会を創り上げました。
その結果、大量の有害物質をこの美しい地球上にまき散らしてしまい、環境汚染・環境破壊という一大事態を招きました。
このままでは人類の破滅をも意味すると、自ら呼び込んだ代償の大きさにようやく気付き、反省し、そして考える人達が増えてきました。
「人類の対応は始まったばかり」なのです。
当社の創業時（1975年）は「環境対策設備投資」のブームが去り、その需要は低迷期の真っ只中にありました。
世はあげて大量生産・大量消費全盛の時代であり、オイルショックなどを経て経済効率の追求が一段と推進されていたため、環境関連設備は「売れない」「儲からない」につながると考えられていました。
そうした状況下にもかかわらず、「きれいな水を創る」という使命感に燃え、これを社是として創業しました。
とりわけ、塗装工場向けの廃水処理設備の企画設計に情熱を傾注し、今日に至るまで創業時の社是を変節することなく、ひたすら廃水の浄化に取り組んでおります。
21世紀を迎えたいま、更なるテーマとして「リサイクルの技術開発」に取り組んでおります。
当社の最も多いユーザーである塗装メーカーでは、塗料粕の取扱いに非常に苦戦しており、リサイクル化に至っては、夢のような話となっている現状があります。
しかし、当社では永年の廃水処理設備創りで体得し、練磨蓄積した技術を駆使してこのテーマに沿った「ペイントキラーシステム」「汚泥減量システム」の開発に成功し、発売を開始いたしました。
登場早々このような「先進性能」がユーザー各位に「画期的」と高く評価され、とりわけ大量生産されている大手の自動車メーカー・建材メーカー・事務機器メーカー等々の皆様をはじめ、中小多数の皆様、又、国内のみならず海外拠点からのお引き合いや安定納入をさせて頂くようになりました。
最近「利再来」（リサイクル）という活字を目にしました。無資源国・廃棄物大国の日本にとってまさに的を得た表現と共感しました。
今後も、「美しい地球環境を守るために」・・・に沿ったもろもろのテーマに挑戦し続けます。
